予兆

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サチはどこかの草原にいた。辺り一面青々とした草が生い茂っている。 サチは夢の中である。 「ここは…何処⁉」 サチにとって、初めて見る夢だった。以前までは学校や家族の夢しか見たことが無かった。  突然何もいない草原に何かが現れた。 「…何、あれ…。」 夢の中でサチは突然現れた“あれ”を呆然と見つめた。それには何やら羽が生えていた。手にはグローブのようなものをはめている。そして首には奇妙な模様がついた首輪…。 「あれ…もしかして…。」 知っている…あの生き物を…。 その生き物とは… ウインドラコン シロンだった。
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