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言ったのはまさかの女性で、その幼顔には不似合いな真っ赤な軍服を身に付け、腰に手を当てて偉そうなポーズを決めている。
女性の台詞の後、皆が口を次ぐんで静かな中――雨漏りだろうか――水が落ちる音だけが場に響いた。
そわそわそわそわ。この場の雰囲気を擬態語で表現するならそんな感じで、誰もが一人になれるチャンスを伺っていた。
「何で《そわそわ》って擬態語が体から出てるんだ!? つーか呼んでねぇ奴いるしっ!」
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