現実

3/12
前へ
/37ページ
次へ
   「それってどういうことですか」    「いのちゃっ...」    有岡が困った顔で伊野尾を  とめる。  光は有岡の袖を掴んだまま  とまっていた。    「そうだよ、意味わかんねーよ、ちゃんと説明してください。」  高木が伊野尾に続いてジャニーさんに問う。    「YOU達落ち着いてよっ私は君達が未来のスターになる事を予想してデビューさせてあげたんだよ~?」    「...は?」  小さく光が言った。  「あの、納得いかないんですけど。」    「ちゃんと説明しろよ!!!」  あまり怒りを見せない伊野尾が怒ってる。  高木は机を叩いた。    「まあ、そういうことだから♪詳しい事は今度知らせるよ~♪」  そう言ってジャニーさんは部屋を出て行った。    .....  俺は周りを見た。  光、泣いてる。  有岡は伊野尾をとめながら俯いてる。  ふと山田、知念、森本に目がいった。    「...ごめんなさい。」  山田が口を開いた。  「...ごめんなさい。」  「ごめんなさい。」  3人が謝った。  「最近ジャニーさん言ってたんだ、YOU達は最近人気が出てるから近々いいことをしてあげるよ、って。」  「僕たちのせいです。ごめんなさい。」
/37ページ

最初のコメントを投稿しよう!

224人が本棚に入れています
本棚に追加