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「よし、確かこの辺だな・・・」
僕の名前は夜流 零玖沙(よりゅう れくさ)。この世界にはよくいるトレジャーハンターである。「この世界」ってどこの事だって?それはみんなの想像に任せる。
今日はこの霧が深い森に眠ると言われる財宝「緋々色石」を求めるために僕は今その森の中にいる。思った以上に霧がかかっていて気味が悪いし、足元が全く見えない。
「一応地図ではこの辺だと思うんだけどなぁ・・・」
と独り言を呟きながら歩いている刹那、いきなり目の前に落とし穴らしき物が出来上がった。
突然の出来事で止まることも出来なかった僕はそのままその穴へと落ちて行くのだった。緋々色石のありかを示したと思われる地図を残して・・・
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