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「ここは幻想郷。妖怪や人間などがいる世界よ。あなたはちょっと必要な人材だったから私がこのスキマを作って外の世界からあなたを連れてきたってわけ」
「なるほど。では僕をここに引き込んだ目的は何なんですか?」
「なんとなくって言えばいいかしら」
「え゛っ?」
つい声にならないような反応をしてしまう。
「それじゃ納得が行きませんよ!せっかくお宝が手に入るところだったのに・・・」
と嘆くように僕は言う。
「そんなのどうでもいいじゃない。こっちの方がよっぽど大切よ」
ああ・・・やっぱり一般人?にはわかってくれない・・・
「なんとなくって言うのは本当だけどどうしても男の人が欲しかったのよ」
紫さんの目の色が少し変わったように見えた。
「どうしてですか?」
「率直に聞くわね。あなたは学校というのをご存知かしら?」
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