プロローグ

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「なんでテメーは毎回100点なんだよっ!!たまにはミスれよっ!?頼むからさぁぁああああ!!」 「い・や・だ。」 満点のテスト用紙を折り畳み、教科書に目を写す。 とりあえず予習をする。 そうすれば無駄の授業を受けなくても済む。 俺は自学で十分なんだ。 「ちっ・・・。相変わらずの勉強モードかよ。テスト直しがいらない人間は楽ですねぇ!!!!」 急に自学モードに入った俺が気にいらないのか、嫌味ったらしく俺を責める。 ・・・だけどな 「・・・お前だってテスト直しいらないだろ?」 「・・・へっ?」 仁は自分のテスト用紙を見直す。 「そうだったぁぁぁあああああああ!!!!これじゃ響夜に嫌味が言えねぇえええええ!!!!」 頭を抱えながら俺のすぐ隣で悶えている。
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