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「そうだな。・・・お前は破壊の神。俺達など物の数では無いだろうな。」
黒髪の男はフッと笑って俺を見る。
「だが・・・、今のお前に俺達を倒すことは出来るのか?」
「・・・。」
よく見ると俺は物凄い数の傷を負っていた。
一つ一つの傷は浅いにしろかなりの傷の数がある。
恐らく立っているのも限界なのだろう。
「関係無い・・・。お前達を殺し、俺は先に進む。」
俺は金色の双剣を構える。
「全ては破滅の女神の為・・・か。哀れなものだな。」
黒髪の男も漆黒の剣を構える。その後に後ろの二人も各々の武器を構えた。
長い沈黙が始まる。
どちらも相手の出方を伺っているようだ。
そして一定の距離になった瞬間、両者共動き出した。
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