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沈黙が続く・・・。
すると突然、睨み合っていたはずの二人がふっ、と笑いだす。
そしてその瞬間、お互いが動きだした!
一瞬で二人の立っていた場所が交差する。
結果は・・・
「はぁ・・・く・・・っ!!」
俺は膝をつく。
下を見ると、脇腹には大きな傷が。
そこからは血が溢れるように出て来ている。
手で必死に抑えるが止まるような気配はない。
俺は止血を諦め、黒髪の男を見る。
しかし血が出過ぎたせいか、眼が霞み、ぼんやりとしか見えない。
黒髪の男はゆっくりと俺に近付き、首筋に剣を向ける。
「破壊の神・・・終わりだ。」
そう言って剣を構え・・・振った。
その剣筋は首へと一直線で向かう。
そこで急に景色が真っ暗になる。
世界が終焉へと向かうように・・・。
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