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目の前で次々に起こる現実世界では考えられない出来事に、さすがの俺も自分の目を疑うほかなかった。
ただの真っ白い空間に連れてこられた俺と相方の池田。そして仲の良い後輩のはんにゃとフルポン。事務所は違えど何回か共演した事のある先輩、オードリーさんとナイツさん。
このメンバーでなにが始まるのかといえば、命をかけたゲーム。
コンビの二人とも機械のハンターに拘束されると永遠の眠りにつかされる。つまりは死ぬってことだ。
しかもそのハンターのパワーとスピードはとんでもないもので、とてもじゃないがまず力では勝てないだろう。
「こんなハンデだらけのゲーム、冗談じゃねえ」
俺達が進むべき扉、青の扉のドアノブに手をかけた池田が、俺がついた悪態に反応し俺をチラッと見た。
「なに?」
その行動にちょっとイラついた俺は軽く池田を睨んでしまった。
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