しずる編①

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「鍵見つけるまでずっとこんな感じかよ。精神的に参るってえの」 「んで、どうする? すぐこの赤い点の場所に行くのか?」 「もちろん行くに決まってんだろ」 何当たり前の事聞いてるんだと言わんばかりの表情の池田。 「そう、だよな」 「……? なに、村ちゃんなんかあるの?」 「いや、なんでもない。行くぞ」 そう言い終えると俺は椅子を後ろへと引き摺り立ち上がった。 ただ、本当にこの赤い点が鍵の場所を示しているのかとゆう疑問を抱いたまま、俺は建物を出た。 まあいい、とにかく行けば分かることだ。
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