フルーツポンチ編①

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扉を抜けた先は、到底俺とは縁のない景色だった。 元自衛隊である相方はどうか分からないけど……。 「森って……」 目の前に広がる絵に描いたような森、とゆうよりは樹海に近いものに、俺はしばらく呆気にとられる。 「こんな所から鍵探せって、ふざけんなよぉ~」 事の重大さがようやく身に染みてきた俺は肩を落とす。 しかもただ探すだけじゃない、ここらにうじゃうじゃ居るとゆうハンターに捕まってはいけないとゆう究極に要らないおまけ付き。 「……! 村上」 「ん? どうした」 亘のいつも穏やかな目が、一瞬にして鋭いものに変わった。自衛隊時代はいつもこんな感じだったのかな、って、そんな事より、 「な、なんだよ、なんか言えよ亘」 「なんか、音がする」 はあああぁぁぁ!? 「お前! そうゆう事は早く言えよ!!」 「ちょ、村上静かに! なんか近づいてきてるから……って、あれ?」 「うわっ、え……?」
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