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毎日毎日イヤと言うほど見続けたピンクのベストも、こんな白だけの世界の中じゃ、やけに目に痛い。
「おい、起きろバカスガ」
軽く呟いて相方の体を揺さぶる。
「ん……んうぅ」
少しだけうなって寝返りをうつだけ。
おいバカスガ。俺がそんなに気が長くないの知ってんだろ!?
「てんめぇ、んうぅ。じゃねぇぞテクノ野朗! さっさと起きろ!!」
寝返りをうったことで蹴ることが可能になったテクノ野朗の尻を、俺は思い切り蹴り飛ばした。実に気持ちの良い音がする。
「うおおぉぉう!! な、なんだ若林! 収録の時間か!? ん……? どこだここは?」
バカみたいにでかいリアクションをとった後に周りをキョロキョロ見回すテクノ。
ここがどこかって、
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