371人が本棚に入れています
本棚に追加
でも俺は持久力、それから足の速さはほぼ成人男性の平均以下だ、それは自分が一番良く知ってる。
対するハンターは機械のため持久力は無限にあるうえ、パワーもスピードも化け物並だ。
こんなんで逃げ切れるわけがない。
案の定もう息は上がりきっているしスピードも目に見えて落ちてきている。
「わ、たり。俺もう無理……、はしれな、」
「は? 冗談でしょ!? がんばれって!!」
がんばれと言われても体が楽になるわけがなかった。限界もかなり近い。
こんなに自分の運動神経の無さを恨んだ事はなかった。
しかし俺の腕を握ったまま先を走る相方は、見る限り呼吸の一つも乱れていない。
さすが元自衛隊だ。
俺、完璧足手まといじゃ、
最初のコメントを投稿しよう!