フルーツポンチ編①

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でも俺は持久力、それから足の速さはほぼ成人男性の平均以下だ、それは自分が一番良く知ってる。 対するハンターは機械のため持久力は無限にあるうえ、パワーもスピードも化け物並だ。 こんなんで逃げ切れるわけがない。 案の定もう息は上がりきっているしスピードも目に見えて落ちてきている。 「わ、たり。俺もう無理……、はしれな、」 「は? 冗談でしょ!? がんばれって!!」 がんばれと言われても体が楽になるわけがなかった。限界もかなり近い。 こんなに自分の運動神経の無さを恨んだ事はなかった。 しかし俺の腕を握ったまま先を走る相方は、見る限り呼吸の一つも乱れていない。 さすが元自衛隊だ。 俺、完璧足手まといじゃ、
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