はんにゃ編①

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必死でハンターから逃げていると、目の前が二つに分かれた。 「分かれ道……!」 今は考えている暇なんてない。俺は直感で右の道を選んだ。 しかしその先は、 「い、行き止まり……」 数十メートル走った所で目の前はただの壁だけとなり、道など無かった。 やばい、やばい、やばい。 後ろを振り返れば、俺を追ってくるハンターの姿が少し遠くに見えた。 隠れる場所なんてない、逃げ道もない。 無理だ……。 俺は半分諦めかけていた。でもその時、 『金田!』 ふと、あいつの笑顔が浮かんだ。 「川島……」 そうだ。俺が捕まったら、川島はこのゲームで一人になってしまう。 そんなのダメだ! あいつには、俺がついてないと!! 目の前に迫るハンター。 もう、手段なんて選んでいられなかった。
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