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「…………理事長?」
「そうじゃ」
「理事長、ていうとさ、学校とかの偉い人」
「そうじゃな」
「…理事長?」
聞き慣れない単語とその単語の役職についているという人物を見遣り何度か問い掛けたところまた首を傾げて聞き返す
そんな俺をみて口元を持っていた扇子で隠しくすくす笑う理事長とため息をつきながら呆れた視線を寄越すミトスに俺はむっと眉をしかめた
「で、理事長さんがなんでこんなところにいるだよ」
「おぬしの入学試験をの、やりにきたのだ」
「…は?」
「だから、入学試験だとゆうておるだろう」
「誰の?」
「おぬし、クレイ・ランドリアの。喜べ、合格よのぅ、フレイオス学園入学おめでとう」
にっこり笑いながら言う理事長に、もちろん、俺の怒号が轟いたのは言うまでもない
ミトスにどつかれて静かにされたことも、言うまでもない
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