506人が本棚に入れています
本棚に追加
ジャラ…と鎖の音が静まりかえった部屋に響く
豪華なキングサイズのベットに転がされ生まれたときの姿のままで両手を鎖で拘束されている
身体にはあちらこちらに傷がたえずあり銀の伸びっぱなしの髪も華奢な体つきも儚い印象を与えるだろう
ぐったりと目を閉じていた俺―…クレイはふと目を開けた
10歳の誕生日、今日でこの生活も6年目になる
扉の向こうの廊下から聞こえてきた靴音で目が覚め身体が強張るのがわかった
ああ、今日も終わることのない凌辱がはじまる…
俺は今から行われる行為を思い目を閉じ絶望に身を投じた
*
「んっ…あ、ふ…」
ヴヴヴ―…と鎖の音とともに機械の振動する音が響き俺の高い女みたいな声も合わさりシーツをにぎりしめながらよがる
俺の開発された秘孔には黒い大きなバイブが突き刺さり激しく揺れ動いていて、快楽地獄に落とされっぱなしだった
そんな恥体を嘲笑うかのようにエルドリア家当主―…オートフェスは見下ろしている
「どうした、クレイ。淫乱なお前はそんなものでは足りぬか?」
「んんーっ!…ぁ、やぁっ…」
バイブがはいったままの秘孔に一気に指を突き入れられれば涙を流す以外抵抗らしい抵抗はできなくなる
もう嫌なのに、身体が反応してしまう
そんな自分に悔しくて唇を噛み締めるが与えられる強すぎる刺激に俺は喘ぎっぱなしだった
そんな俺をまた嘲笑うオートフェスにも吐き気がする
もう、限界だった―…
誰か
誰でもいいから
「…た、…すけ…」
助けてっ…!
指を抜かれ、今にもオートフェス自身をいれられそうになったとき、その願いが届いた
「そこまでだ、オートフェス・エルドリア」
大きな音とともに誰かが部屋に入り込んできたのだ
.
最初のコメントを投稿しよう!