序章

2/2
前へ
/73ページ
次へ
平凡な少年 高畑 耕太「タカハタ コウタ」は すっかり通い慣れた道を帰る途中 しかし今日はいつもと違う浮いた風景が目についた 黒を基調にしたチャイナドレスの女の子だ 普通ならそれだけでも目をひくだろう 「代表者…?」 何となく嫌な予感もしつつ 一人でに呟くと 少女はこちらを見て 「…おまえ 虫の中で何が好きか…?」 「へ?」 「…何が好きか…?」 「蟷螂(カマキリ)…?」 すると少女は一つ頷き 空中で身を捻り 長いツインテールで俺の顔面をひっぱたいた
/73ページ

最初のコメントを投稿しよう!

12人が本棚に入れています
本棚に追加