始め、互いに礼

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理由… 『んなもん、無い。ただ、世の中間違ってる!オイラみたいに職無しも居んのに、あんたみたいな金持ちも居る!』 「で?」 『え?』 「それが夜に、人に迷惑、かけた理由?」 『ハイ。ごめんなさい。酔ってたんです…』 だよなー 普通、んなことしねーし 何考えてんだろ 『なーんか、引き寄せられちゃったんス』 「ふぅん。ま、別にいーけど」 何だよ! 聞いといて興味ねー、みたいな! 高飛車、っつーんだっけ そんな感じ! 『で、アンタ、誰なんですか?めっちゃ金持ちっスよね』 キュポンッ トクトク… うわぁ、赤ワインなんか飲みだしたよ… めっちゃ絵んなるし。 「飲む?」 スッと出された手 めちゃめちゃ綺麗だし 所作が女性的。 『あ、あり、あ、ありがとうございます。』 何どもってんだ俺ー! 「ふふっ、面白い人。」 ワインを取りに、ベッドを抜けたとこで、びっくり! オイラもバスローブ着てるし! 『ぅぇ!?何この格好!』 「ん、あぁ、汚なかったし、アナタ吐くし…お風呂、入れた」 まじで!? 『なんか…すいませんでした…』 至れり尽くせり、だよな… なんか自分が恥ずかしくなってきた んで、バスローブってスースーする!
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