~プロローグ~
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「父さん達の事は心配するな。きっと大丈夫だから。」 ロイは、泣いてる妹を宥めるようにそう言った。 「それよりも"奴"から早く逃げないと」 そう言った瞬間、後ろから魔族が現れた。 「追いつきましたよ。鬼ごっこは終わりです。」 魔族の言葉遣いは丁寧なものだったが、体からは黒い魔力を放出させ、兄妹を威嚇していた。
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