~プロローグ~

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2人は現れた魔族に恐怖によってその歩みを止めた。 しかしロイは妹を守る為、勇気を奮い立たせエリスの前に立った。 そしてロイは、エリスに逃げろと言い、魔族と向き合った。 「でも、お兄ちゃんが。」 「後から絶対に追いつく、だから早く行くんだ、お兄ちゃんを信じろ。」 「うん、分かった。約束だからね。」 エリスは泣くのを我慢して、また森の中を走っていった。 しかし、魔族がそれを許す筈も無くエリスを追いかけようとした。 しかし、ロイが魔族の前に立ちふさがる。 「魔族が何故エリスを狙う。」 しかし魔族は答えず、持っていた剣を鞘から抜き殺気を放ち、ロイに剣を向けた。 ロイも体を恐怖で震わせながら腰に差していた剣を抜くと、妹を守る為、目の前の魔族と対峙した。
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