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花子の要望もあり、これからは花チャンと呼ぶことになった。
そしてこれまた要望で、俺とヒデは花チャンを挟むように、両隣に座った。
ただ気になる点がひとつある。
彼氏と別れたせいなのか…
初めてのホストクラブで、緊張しているからなのか…
それとも、いつもなのか…
は、分からないが、花チャンはお酒のペースが異常に早い。
案の定。
その数分後、花チャンは意識が飛び、俺のひざ元に頭から倒れて来た。
慌てて俺は、頭と首を両手で支えた。
!!!!!
これが君とのファーストタッチ。
その後しばらく俺の膝で寝続けた。
綺麗な寝顔。
俺は一瞬で君に恋をした。
意識を取り戻した花チャンは、申し訳なさそうに
「ごめんね、ごめんね」
と、ひたすら繰り返し帰って行った。
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