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夕食の後。
俺は文緒と一緒に俺の部屋に戻っていた。
「今日は少し、物足りなかったな」
文緒はにっこりと、
「じゃあ、私でも食べる?」
とかわいい顔でキスをおねだりしてきた。
「文緒は食べ物じゃないだろう」
「じゃあ、デザート」
俺は文緒にキスをして、
「文緒は妻(ツマ)だから」
一瞬の間の後、
「ちょっと! だれが上手いこと言えとッ!?」
とバシバシ俺のことを叩いてきた。
あ、分かってくれた?
妻と刺身のツマをかけたって?
「馬鹿っ!」
【おわり】
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