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  「ユチョン!聞いて!。」 コンビニから帰るとジェジュンがリビングでヒステリックにわめいていた。 ドアを開けるなり胸ぐらを掴まれたユチョンは本能的に逆らわない方向を選択する。 「な、何?。」 とりあえず返事をすると今度はジュンスがドアをあけたまま固まっていた腕にしがみついて、 「ユチョンからもジェジュンヒョンに言ってよ!。」 こちらも甲高い声で喚いていた。 「ジュンスは黙ってろっ!。なぁ!ユチョン!アリだよ?アリ!、アリがいたんだよ?、信じられる!?。」 「は?、アリ?。」 「殺虫剤撒いて掃除機かけたから平気じゃん!、ジェジュンヒョンは神経質すぎるんだよ!。」 「そういう問題じゃねぇだろ!、ここ何階?、地上何階?、アリが来るってどういう事か分かってんのか馬鹿ジュンス!。」 「馬鹿じゃないもん!。」 鬼のような剣幕に押されたジュンスがユチョンの後ろに隠れるが、反省している様子はない。 デッドヒートする言い争いに小さく溜め息をついたユチョンはまず、ジェジュンに尋ねた。 「アリって、虫の蟻?。」 「そうだよ!、黒くて粒々で!、行列作って歩く奴!。」 「何処にいたの?。」 「リビング!、ラグだよ、ラグ!、ジュンスがお菓子こぼすから!。あぁ、もう!思い出しただけでも気持ちわりぃ!。」 自分の体を庇うように抱き締めたジェジュンがぶるぶると頭をふって思い出したらしい映像を追い払う。  
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