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ガタン ゴトン
ガタン ゴトン
ブォオオという
風が吹き抜ける音と共に
人を避ける様にして
奥のドアへと寄りかかる
窓に映える自分の頬
そんなモノには目もくれず
奥の暗闇をただ見つめた
“何処へ私を連れてくの”
なんて
心の中で聞いてみる
わかってるのにね
暗闇を走る地下鉄は
ゆっくり..
私を生まれた町へと運びながら
おいで おいで と
私を眠気に誘い込んだ
.
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