孤独

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なかなか眠れぬまま朝を迎えた。 部屋を出てすぐ、食堂兼デイルームがあった。 デイルームの奥にある洗面台で顔を洗い、部屋に戻った。 部屋の窓を見ると、遠くに民家や裁判所があった。カーテンがなく、日差しがもろに入ってきた。6時40分。食事の時間になった。 患者がぞろぞろと集まってきた。 私はどこに座ればいいのかわからなくて、手前のテーブルの空いている席に座った。 入院して初めての食事。食欲は無かったが、無理矢理押し込んだ。 食事が終わり、部屋に戻った。 ボーっと窓の外を見る。窓を開けてみた。 数十センチしか開かない。 また落ち込んだ… これからずっとこんな生活が続くのか…。 ため息しか出なかった。
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