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一人の帰り道。
なぜか、由花のことを考えていた。
何であいつは、いつもうるさいんだ。
何であいつは、いつも大声なんだ。
何であいつは、いつも明るいんだ。
何であいつは、いつも笑顔なんだ。
何で俺は、こんなにも怖がってるんだ。
もし、由花に他に好きな人がいたら……。
そう思うと、たった二文字の一文字目も、口に出せなくなる。
友達ですらなくなる。
それが、俺は怖かった。
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