一応……変わらぬ日常

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「まったく……お前はご主人様がいないと何もできないダメ犬か?」 「うん。そうだけど?」 そうだった。確かにコイツ、犬だった。しかし、わざわざ小さい胸を張って言う事ではない。 今話していたセミロングの茶髪をツインテールにしている少女の名前はスイ。 ある理由で永久的に2歳の若さを保っている。人間に換算してみると、15歳くらいか? 「それで、今日はいつ出かけるの?」 「う~ん…17時頃にしようかな。暑いし」 基本的に何時に仕事に行こうが問題はないからな。 「え~、夜は怖いよ~…」 「ったく…子供じゃないんだから…」 「顔を傷だらけにしてもいいんだけどな~?」 「やめんか!!」 妖魔(モンスター)にならまだしも、ペットからダメージをもらうなど、この笹川 鉱希の名が廃る!
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