「ローマ人への二十の質問」塩野七生

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り得ないことであり、どちらかと いえば暗記だけの科目であると感 じていた。しかし、筆者は、「〈イ フ厳禁〉を重要視する風潮によっ て、歴史に接する愉しみがどれほ ど減少したか。どれほど多くの人 が歴史は面白くないと思いこみ、 歴史から離れてしまったか。」と語 っている。つまり、歴史はその当 時の人々が何を考え、どんなこと を願いながら生活していたのか、 などを考えながら学ぶから面白く なるのだ、ということを知った。  このように、僕は、自分が今ま で学んできた歴史はその歴史全体 の一部分でしかなかったこと、歴 史は自分の知っている知識をあわ せていき考察し想像を膨らませて いくからこそ面白いのだというこ と、などを学んだ。これからは、 ローマに関することに限らず、学 問をするにあたって、疑問が生ま れてくることがあれば、その度、 自分の頭でたくさん考え、また、 たくさん調べることによって解決 していきたいと思う。
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