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「つーちゃん、大ちゃんの事大好きなのにー;」
「知らねーし。」
つーちゃんは、大のお兄ちゃん子。
特に大ちゃんにはすごく懐いてる。
「俺的には香鈴の方が大事だし。」
「もーまた大ちゃんはッ!!」
「マジで。香鈴は、なんつーか歳、離れてんし妹より娘ってかんじだかんな。」
ぁたしが生まれた頃には、もう大ちゃんはだいぶ大きかった。
だから確かに、パパに近かった気もする。
「ま、つーちゃんは彼氏いるからいいんだろうけどさー。大ちゃんに構ってもらわなくても。」
「そーゆー事。でも、香鈴に彼氏ができても、構ってやるからな!!」
「遠慮しとく!!」
相変わらずだなぁ;
大ちゃんは…;
バタンっ!!
「大にぃ!!遅くなってごめん!!」
「いーよ。愁斗だったら置いてくけど、勝希だから。」
「また大ちゃんはそうやってー!!」
勝希は、後部座席に乗り込んだ。
「よし、じゃー帰るぞ!!」
「はーい!!」
車が走り出した。
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