第2話

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「つーちゃん、大ちゃんの事大好きなのにー;」 「知らねーし。」 つーちゃんは、大のお兄ちゃん子。 特に大ちゃんにはすごく懐いてる。 「俺的には香鈴の方が大事だし。」 「もーまた大ちゃんはッ!!」 「マジで。香鈴は、なんつーか歳、離れてんし妹より娘ってかんじだかんな。」 ぁたしが生まれた頃には、もう大ちゃんはだいぶ大きかった。 だから確かに、パパに近かった気もする。 「ま、つーちゃんは彼氏いるからいいんだろうけどさー。大ちゃんに構ってもらわなくても。」 「そーゆー事。でも、香鈴に彼氏ができても、構ってやるからな!!」 「遠慮しとく!!」 相変わらずだなぁ; 大ちゃんは…; バタンっ!! 「大にぃ!!遅くなってごめん!!」 「いーよ。愁斗だったら置いてくけど、勝希だから。」 「また大ちゃんはそうやってー!!」 勝希は、後部座席に乗り込んだ。 「よし、じゃー帰るぞ!!」 「はーい!!」 車が走り出した。 ,
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