第2話

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「ただいま~!!」 「あ!懍ちゃん、つーちゃん帰って来たよ!!」 「ほんと!?つーちゃん!!」 玄関の開く音と、つーちゃん独特の可愛い声が聞こえた。 懍ちゃんはあたしから離れて玄関へ駆けていく。 「懍ちゃんじゃん!!じゃあ、お姉ちゃん来てんだ!!」 「つーちゃんおかえりー!!」 「ただいま~!!懍ちゃん!!」 懍ちゃんとつーちゃんが、リビングに入って来る。 「あれぇ~!?大ちゃんもいるんだ!!」 「なんだよ。俺がいちゃ悪ぃのかよ。」 「違うよー!!大ちゃん久しぶり~!!」 そう言ってつーちゃんは大ちゃんに抱き着く。 「うぇ。あっちーよ!!ひっつくなよ翼姫!!」 「いーじゃん!!久しぶりなんだもーん♪」 「は・な・れ・ろ!!」 「大ちゃん冷た~い!!」 大ちゃんは、つーちゃんを押し退ける。 「香鈴ー!!」 「なに??」 「これ。やるよ。」 「え?」 渡されたのは、一枚の紙きれ。 そこには、アドレスが書いてあった。 「大ちゃん。これ何?」 「アドレス。」 「誰の?」 「わかんねぇ?」 うん。なにこれ。 えっと… soccer_df05-hayato.u@… はやと…? はやと………u? u…U… …; もしかして… ,
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