317人が本棚に入れています
本棚に追加
「どーしよ…」
内田くんのアドレスの書いた紙を左手に持ち、携帯を右手に持ってベットに座る。
考えてもらちがあかないので、とりあえず涼ちゃんに電話してみることにした。
『もっし~』
「涼ちゃーん!!」
『な!何!?どーしたの香鈴!?』
「どーしよー!!」
涼ちゃんに泣き付くぁたし。
内田くんのアドレスを大ちゃんにもらった事を言った。
『何言ってんのよ?そんなんメールするしかないでしょ。』
「え、えー…;」
『せっかくのチャンスじゃない!!』
「うー…」
ものすごく病む…;
もー無理!!
『送りなさい!!じゃ!』
そう言うと、涼ちゃんはブチッと勝手に電話を切った。
「ちょっと涼ちゃん!!…もぅ;」
「香鈴ー!!飯ー!!」
涼ちゃんの電話が切れてすぐ、リビングからパパに呼ばれた。
「はーい!!今行くー!!パパごめーん!!」
「おー。でも、今日は柚莉いるから手伝いしなくても平気だぞー。」
「ううん!すぐ行くよ!!」
パパにそう言って、とりあえず紙は机の1番上の引き出しにしまっておいた。
携帯だけ持って部屋を出て、階段を下りる。
「ママごめん!!」
「いいのよー。香鈴はいつも手伝ってくれるから、たまにはね!!」
ご飯の準備を手伝うのは、もう習慣みたいなもの。
「ママ!!なんで香鈴は手伝わなくてもいいの!?」
ママの言葉に突っ掛かるのは、つーちゃん。
,
最初のコメントを投稿しよう!