第2話

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「だから、香鈴はいつも手伝ってくれるから!!たまにはいいわよって言ってるの。」 「香鈴だけずるい!!なんでぁたしは手伝わなくちゃいけないの!?」 「つーちゃん、文句言わないの!!」 「ゆーちゃん!だって!!」 ゆーちゃんが、ママとつーちゃんの間に入るが、つーちゃんはぶーぶー言ってる。 「いいよ!!つーちゃん。ぁたし手伝うから!!」 「本当!?香鈴!!」 「甘やかすな!!」 「いだっ!!」 後ろからつーちゃんの頭をベシっと叩く。 「もぅ…大ちゃんてば…;」 「なんで叩くの!?大ちゃん!!」 「お前なー香鈴に押し付けんなよ!!香鈴も、翼姫の事甘やかすな!!」 本当に大ちゃんは、愁ちゃんとつーちゃんには厳しいんだから…; 「香鈴ー><」 「はぁ…別に、つーちゃんに押し付けられてるわけじゃないよ?大ちゃん。」 「そーだよ大ちゃん!!翼姫、別に押し付けてないもん!!」 ぁたしの後ろに隠れ、ぁたしを盾にするつーちゃんは、さっきよりちょっと強気。 「ぁたしお手伝い好きだし!!今日はゆーちゃんもいるから!!」 「…香鈴がそう言うならいーけど…」 「はい!じゃー二人ともリビング行って!!」 二人をキッチンから追い出し、手伝いを始める。 「ぁたし、産む順番を間違えたんじゃないかってたまに思うのよねー。」 「何言ってんの…ママ…;」 「でも確かに、香鈴が長女みたいよねー!!」 「ゆーちゃんまで…;」 大人はみーんな、ぁたし達を見て口を揃えてそう言う。 でも、それは多分、うちの兄弟が幼稚過ぎるからなんだと思う…; 「あ!愁斗!!てめ、ズルすんなよ!!」 「はー!?親父うっせーよ!!」 パパも含めて…; ,
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