317人が本棚に入れています
本棚に追加
「だから、香鈴はいつも手伝ってくれるから!!たまにはいいわよって言ってるの。」
「香鈴だけずるい!!なんでぁたしは手伝わなくちゃいけないの!?」
「つーちゃん、文句言わないの!!」
「ゆーちゃん!だって!!」
ゆーちゃんが、ママとつーちゃんの間に入るが、つーちゃんはぶーぶー言ってる。
「いいよ!!つーちゃん。ぁたし手伝うから!!」
「本当!?香鈴!!」
「甘やかすな!!」
「いだっ!!」
後ろからつーちゃんの頭をベシっと叩く。
「もぅ…大ちゃんてば…;」
「なんで叩くの!?大ちゃん!!」
「お前なー香鈴に押し付けんなよ!!香鈴も、翼姫の事甘やかすな!!」
本当に大ちゃんは、愁ちゃんとつーちゃんには厳しいんだから…;
「香鈴ー><」
「はぁ…別に、つーちゃんに押し付けられてるわけじゃないよ?大ちゃん。」
「そーだよ大ちゃん!!翼姫、別に押し付けてないもん!!」
ぁたしの後ろに隠れ、ぁたしを盾にするつーちゃんは、さっきよりちょっと強気。
「ぁたしお手伝い好きだし!!今日はゆーちゃんもいるから!!」
「…香鈴がそう言うならいーけど…」
「はい!じゃー二人ともリビング行って!!」
二人をキッチンから追い出し、手伝いを始める。
「ぁたし、産む順番を間違えたんじゃないかってたまに思うのよねー。」
「何言ってんの…ママ…;」
「でも確かに、香鈴が長女みたいよねー!!」
「ゆーちゃんまで…;」
大人はみーんな、ぁたし達を見て口を揃えてそう言う。
でも、それは多分、うちの兄弟が幼稚過ぎるからなんだと思う…;
「あ!愁斗!!てめ、ズルすんなよ!!」
「はー!?親父うっせーよ!!」
パパも含めて…;
,
最初のコメントを投稿しよう!