第3話

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「そういえば、内田くんにメールしたの??」 「う゛…」 「しなかったの!?」 「だって!!だーって!!><」 「ぁんたバッカじゃないの!!」 朝から怒鳴られるぁたし。 「涼ちゃんー怒んないでよー;泣」 「だって!!もー本当にバカ!!」 「うー;だって、何て送ったらいいかわかんないんだもん!!」 思い出すだけで恥ずかしくなって、顔が熱くなった。 ラケットケースを背負い、スクバを肩にかけ、両手で熱くなった顔を隠す。 「ぁんたねー!!」 「涼ちゃーんッどうしたらいいのかなぁ…」 「そんなもん適当よ。」 「ぇー…」 そんなアバウトな… 「いーい?せっかく、ぁの内田くんのアドを手に入れたのよ??」 「うー…」 「俺がどうかした?」 「「ぎゃッ!!」」 「そのリアクション結構傷つくなぁ…笑」 後ろからいきなり声をかけてきたのは話題の人物、内田疾人くん。 「はよ。鳴沢、岩瀬。」 「「おはよっ!!」」 「鳴沢たちは、朝から元気だな!!」 「う、うん。」 「違うよー内田くん。元気なのは香鈴だけー」 「涼ちゃんッ!!」 “そんな事、内田くんに言わないでよ!!”と、目で訴えかけると、涼ちゃんは「嘘よ」って言った。 「あ、鳴沢。大護さんに昨日はどうもって言っておいて!!」 「あ、うん。わかった。」 右から涼ちゃん、ぁたし、内田くんの順で横に並んで学校へ向かって歩く。 内田くんの隣を歩くのは、すごい緊張した。 ,
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