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「あ、鳴沢。それとさ…」
「??」
「大護さんに俺のアド聞かなかった?」
「え、」
びっくりして内田くんの方を見たけど、背の高い内田くんの顔を見るには少し見上げなければいけなかった。
「…聞いた…よ。紙、もらった…////」
「なんだ!聞いてんじゃん!!なんでメールしてこなかったんだよ??」
「へ…?」
びっくりして、マヌケっぽい声出た…
え、今、内田くん
なんて言った…?
“なんでメールして来なかったんだよ”…?
まさか~♪笑
「昨日、メール待ってたんだけど。」
「えぇ!!∑」
「ほぉら!!だから言ったじゃない!!」
うそだぁ…
そんな、地球がひっくり返るみたいな事あるわけ…
「ま、別にいつでもいいから。送ってくんのは。」
ない…よね…?
「うん…」
「大丈夫、内田くん!!香鈴は今夜メールするから!!」
「ちょ、涼ちゃん!?∑」
「おっけー。じゃ待ってっから!!」
「俺、先行くな!!」と行って、彼は走って行ってしまった。
「春だね~♪」
隣でニヤニヤとあやしい目つきでぁたしを見る友人。
「涼ちゃん。もう夏ですけど。明後日から夏休みだし。」
「ちっちゃいことは気にしない~♪」
「…」
「香鈴!!そこは“ワカチコ、ワカチコ”って言わなきゃ!!」
「そのノリは無理。」
勝手にテンションが上がってる涼ちゃんと、少し距離を置いて歩く。
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