第3話

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「お前、あーゆーのが好みなわけ?」 「ギャッ!!∑た、大晴!?」 「お前、メンクイだよな。」 いきなり現れたのは大晴。 何こいつ。 気配消してんの?? 「あれ、香鈴、気付いてなかったの?」 「え、涼ちゃん知ってたの!?」 「うん。」 うんって…; 「そんなに疾人に夢中だったのか?」 「ち、違う!!」 「お前、わかりやすいよなー。顔、真っ赤。」 「…////」 う゛… だから嫌なの!!こいつ!! 絶対ぁたしの事、馬鹿にしてる!! 「諦めろーお前じゃ疾人と釣り合わねーよ。」 そぅ言いながら、プーマのエナメルを背負って、走って学校へ行ってしまった。 「大きなお世話!!大晴に言われたくない!!」 大晴の背中に向かって怒鳴る。 そんなの… 言われなくたってわかってるもん… 内田くんは、サッカー部どころか学年で人気No.1。 かたや、ぁたしはお兄ちゃんやパパが有名ってだけの一般ピープル。 「わかってるもん…」 涼ちゃんに聞こえないよう、そっと呟いた。 「大丈夫!!香鈴はかわいーから!!」 えー… 聞こえてたのか… 「香鈴は、お兄さん達が溺愛するくらい可愛いんだから!!」 「大ちゃんたちは変なの!!妹だからでしょ??」 「いやー??普通は違うと思いますよー??」 まぁ…確かに…; 「あ、香鈴さん。そぅ言えば、遅刻しますよ??」 「あ、」 「走りますかー??」 「当然!!よーい…どん!!」 二人して猛ダッシュで学校へ向かう。 ,
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