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キーンコーン♪
「あ、予鈴!!」
ぁたしが説明しおわったらちょうど予鈴が鳴った。
「よし!!席付こう!!二人とも、もう喧嘩しないでよ!?」
「遥太がつっかかって来なけりゃな。」
「は??つっかかってくんのは大晴だろ!!」
「ちげーし。遥太だから。」
「大晴だろ!!」
「ちげーから。」
「ちがくねーよ!!」
またですかい…;
まったくさ…
うちの兄たちよりバカなんじゃないの…?
なんでこんな、くっだらない事で喧嘩になんのよ。
「少なくとも、俺は遥太よりは頭いいっつんだよ。」
「るっせーよ!!俺、頭いいから!!」
「こんなくだらない事で喧嘩する人たちはどっちも馬鹿です~!!」
「バカは遥太だけだろ!!」
「大晴だよ!!」
「どっちもバカです!!」
怒鳴って、軽く睨み付けてやる。
すると二人は、ブハッと同時に吹き出して笑う。
「な、なによ!!」
「ハハッ!!だってよ!!な!遥太!!」
「な!!香鈴その顔、すげーアホ面!!」
「はッ!?」
二人して、真っ赤になりながら大爆笑。
普段、仲悪いくせに、
なんでこうゆう時だけ意気投合してんのよ…;
「二人ともサイッテー!!」
「「ぶッ!!」」
「また笑った!!もう許さない!!」
「ハハッ、悪ぃッ!!だってよぉ!!ヤベ…ツボった。」笑
謝りつつも笑い続ける大晴。
すでに俯いて、言葉も発さない、いずみん。
「香鈴~ただいま~!!」
「涼ちゃ~んッ!!」
「??」
図書委員の当番で昼休みが終わって帰って来た涼ちゃんに泣き付く。
相変わらずツボってる二人。
「いずみんと大晴なんか大ッ嫌い!!」
いつもいつも、そんなこんなで結局ぁたしがとばっちりを受ける。
そんな日常が変わるまで、あと少し…
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