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「香鈴!!聞いた!?友香と4組の森野くんが付き合ってんだって!!」
「うっそ!!」
噂好きの友達。
岩瀬涼<イワセリョウ>
友香は、クラスメイト。
噂の森野くんは、サッカー部のエースストライカーくん。
そしてぁたしは、鳴沢香鈴<ナルサワカリン>
「友香め…抜け駆けかよっ!!」
「いいなー友香ー羨ましいー♪」
「香鈴!?何のんきな事言ってんのよ!!」
「涼ちゃん…;何ムキになってんのさ…;落ち着きなよ;」
ぁたしは、普通の中学生。普通の学校に通う中学2年生。
普通じゃないのは、パパが有名サッカー選手だったって事とお兄ちゃんが国立のスターで、現役Jリーガーって事。
「何言ってんのよ香鈴!!ぁんたねー話を聞かないだけでみーんな付き合ってんのよ!?」
「へー。」
「焦るとかないの!?」
「別にー。今はとりあえず部活頑張りたいし。」
「はー!?」
ぁたしは現役テニス部。
そりゃ、青春したいけどさ…?
てか、ぁたし恋してるし!!
パシッ
「痛っ!!」
頭を軽く叩かれた。
「香鈴、予鈴鳴ってんぞ。」
「痛ーッ!!何すんのよ!!大晴!!」
「ボーっとしてっからだよ!!」
「ふざけんなっ!!」
「ばーか!!笑」
この男は琴丘大晴<コトオカタイセイ>
奴のお父さんは、世界の琴丘晴希選手。
「あー…香鈴は旦那いるもんね…」
「はぁ!?」
「やっぱりぁんたらデキてるんでしょ?」
「あぁ゛!?」
「香鈴さーん…顔コワイよ…;」
大晴のお父さんは、パパと日本代表で一緒にプレーしてた事もあって仲が良い。
だから、ぁたしと大晴もそれなりに仲はいい。
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