第1話

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「勝希の教科書は…多分、愁ちゃんが持ってると思うけど。」 「は!?なんで愁兄が!?」 勝希は、大晴や内田くんと同じサッカー部。 小・中とチームでサッカーをしてきた勝希。 お兄ちゃん達の影響もあったみたいだけど、ずっと昔からやってた。 「愁ちゃんが、中学の範囲でわかんないとこあるからってさ。」 「はぁー!?」 「もう…;ぁたしの貸してあげるよ…」 「お!さんきゅ!!あとで愁兄におごらせるから!!」 そういうと、下の階にある教室に向かって走って行った。 「ぁんたン家、レベル高いわよねー。」 「は?何?涼ちゃん。」 「えーいや?鳴沢勝希って言えば、内田・琴丘に次いで人気じゃん?」 「そーなの?」 「それに香鈴のお兄さんもすごいかっこいいじゃない?」 うーん… 確かに大ちゃんはJリーガーで、すごい人気だけど… 「家での勝希とか知ってるから、それはみんな可笑しいと思うけど。」 「きっと、感覚ズレてんのね…だから内田くんなんてレベルを…」 「もー////それはいいでしょ!!ほら、涼ちゃん!!授業始まるよ!!」 「ほーい。」 ぁたしたちは、席について1時間目の社会の準備をした。 ,
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