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「は?なんでそこであいつの名前が出てくんの?」
「だってさー、斎藤、すっげえ綺麗な顔してんじゃん?美人さんじゃん?目の保養だろー?」
まあお前もだけれど、などと付け加える友人を冷めた目で見つめつつ、俺の脳内には何故だか真っ白いふりふりのエプロンを着けてお玉を握っている斎藤がいた。
…これは、ありかもしれない。
「…エプロン、」
「え、何?」
「斎藤のエプロン、写メっといて。あと、肉じゃがも。お前班一緒だろ?」
「や、確かにそうだけど…なんで?」
「いいから、写メっとけ。じゃ、俺保健室行くから。」
「ちょ、長谷部ー?」
斎藤のエプロン姿を楽しみにしつつ、俺は保健室に向かった。
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