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新たな一歩からしばらく
疲れた。口癖。疲れてなくても言う。なんかダルい。ストレス解消できてない。できない。
なにかに…誰かにすがってた頃が懐かしい。
信じた数だけ裏切られた…誰の何を信じていいのか…なにから信じようとすればいいのか…
わからない。いつも疑ってる…どこかで…なにかを…あの人も同じだった。信じようとして…信じて…裏切られて…苦しんで…自分を傷つけて…
『それでいいのか?』
いいわけないよ。
『ならなんで好きなんだ?どこが好きなんだ?』
俺の弱いところもなんもかんも受け入れてくれるところ。
『気づいてるだろ?どんなに信じられる人でも嘘をつく。その嘘はたいがい自分を傷つけるものだって。』
わかってる…
『わかってないな。どこかで信じてるんだろ?』
そうだな…
『でもお前を見てるわけじゃない。お前が会えないなら他のやつに会いに…』
もうやめてくれ!もう嫌なんだ…あの人は悪くない。
『なら信じればいい。自分が悪いと言ってればいい。その後自分を傷つけるのが習慣なんだろ?』
ああ…そうだな…切ったり殴ったりして血を流して…それを見て生を実感する。それしかストレス解消法を知らない。
『なら続ければいい。あの人に心配されたいんだろ?』
。。。お前はなんなんだ?俺のなにを知る?
『全てだ。お前の影だと言っただろ?』
お前はどうやったら消える?
『お前が死ねば俺も死ぬ。』
そうか…
『そうだ。』
最近聞こえる影の声。
それは自分の本音を内側から言う不思議な影。
消えない影。
消したい影。
わかってるけど言いたくない、思いたくないことを勝手に内側から言う。
自分が2人いる感覚。
だけど思ってること言える強さがあればと思う。
いつかこいつを受け入れることができたなら…俺は強くなれるのかな…
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