靴飛ばしと青い空

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会場変更。学校の校庭。 でも――オレは・・・。 「ゴメン!!!オレ、ちょっと用事思い出した!!」 走る。あの公園まで。冬矢の居る公園まで。 「冬矢!!!」 冬矢は吃驚した顔でオレを見てたっけ。 「遊ぼう!!!靴飛ばししよう!!!!!!!!!」 オレの誘いに冬矢は困った顔で答えた。 「ボクをからかってるの?こんな足じゃ――」 冬矢が言い終わるのを待たずに言葉をぶつけたんだ。 「出来る!!!!!!!!!やろう!!!!!!!!!」 オレは半ば強引に冬矢の車椅子を動かし、公園のブランコまで連れて行った。 「出来る。この会場なら、冬矢も出来るんだ!必殺技だぜ!」 「でも・・・」 冬矢は下を向く。 冬矢が履いているのはサンダルのようなツッカケだった。 「これじゃ、靴飛ばしじゃないよね・・・」 哀しく笑う冬矢。
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