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父におばさんのような大切な人が居たように
私にも大切な人が居た。
会話はほとんどメールだった。
私は人見知りが激しく
極度の面倒くさがりで
基本自分から動くことがなかったから
1人で居ることが多かった。
そんな性格だから
友達も多くはなかった。
それを見て心配したのか
その人はよくメールをくれた。
『なぁ、もっと明るく接してみれば?
ちょっと思ってんけどお前ぼーっとしとる時顔が怖い(-.-;)
だから明るく元気で居ればいいんぢゃない(^^)』
余計なお世話。
そぉやってひねくれた言葉しか出てこなかったけど
本当はすごく嬉しくて
本当に本当に"ありがとう"って思ったんだ。
気が付けば
私はその人に頼ってばかりになっていた。
辛いこと、悲しいことがあると
毎回泣きながら電話をかけた。
その人は「うん、うん。」と頷きながら一緒に泣いてくれた。
「なんでそっちも泣くん」
「だって俺…なんもしてあげれんくてごめん…。」
「謝らんでょ」
「俺…ずっとお前の側に居るから」
あぁ…
私のために泣いてくれた君が居て
いつでも優しい言葉をくれた君が居て…
私は本当に幸せ者だ。
私にとってその人は
心から信じられる
本当に大切な存在だった。
今
大切な人や物
場所や時間がある人は
その『今』という時間を大切にしてください。
まだ
大切に思えるものがない人は
時間をかけて
ゆっくりでいいから
『本当に大切なもの』を見つけてください。
そして見つけたら
この一瞬しかない『今』を
今も止まることのない『今』を
後悔しないよう
大切に過ごしてほしいです。
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