4人が本棚に入れています
本棚に追加
「マスターあれ一体誰なんですか？」
「そういえば紗奈ちゃんに言ってなかったね。あの子は今日から働いてもらうことになった高間くんって言って、紗奈ちゃんと同じ歳だよ。見ての通りのルックスだから女の子達が沢山きちゃってね～。いやぁ、嬉しいやら悲しいやら。」
「いつもは全然売上ないからいいんじゃないですか？これで潰れる心配しなくてよくなりますね。笑」
「ちょっと紗奈ちゃん！それヒドくない？」
「ふふ。冗談ですよ。」
「あ、そうだ！紗奈ちゃんのことも高間くんに紹介しなきゃ。高間く～ん！ちょっとこっち来て。」
「はぁーい」
「高間くん、この子は中田紗奈ちゃん。歳は君と同じだけど、ここでは２年くらい働いてるベテランさんだから、わからないことがあったら紗奈ちゃんに気軽に聞いてね！僕より頼りになるから。笑」
「ちょっとマスター！笑」
「中田さん、俺、高間秀哉っていいます。まだ何もわかんないんでいろいろ教えてね」
「うん！それにしても女の子に囲まれて大変だったね…」
「まぁね…。慣れてるから大丈夫だよ。笑」
「へぇ～。モテるんだね！いいなぁ…」
「まぁ、いいことばっかじゃないよ」
彼はそういうと不意に下を向いた。
最初のコメントを投稿しよう！