左手の在処

a fateful encounter with him

朝のＨＲも終わり、いつものように授業が進んでいく。

紗奈は比較的勉強が出来る方ではあったが、テスト前はテスト勉強とアルバイトの両立が大変でいつも授業中に睡魔が襲ってきていた。

迫り来る睡魔に何とか打ち勝ち、迎えた放課後。

いつものようにアルバイト先へ向かうと、客で溢れかえっていた。

いつもは全然お客さんいないのに一体何で…？

紗奈は疑問を抱きつつも、店内へと入って行った。