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それでもやっぱり眩しいから…手の甲を軽く目蓋のうえに乗せよう。
アイマスクがわりのそれが、いつずり落ちるかはわからないがたまにはここで眠るのも悪くないかもしれない…。
そう思えば決断は早い…全身の力を抜いて深い闇に意識を投下しようとした瞬間だった。
突然上から降り注いだ言葉に手の甲を…退かせば…
そこには自分を探しに来たのだろうか…
見慣れた親友であり幼なじみである彼がいた。
「やっぱここにいたか…。相変わらずだな。」
苦笑しながら肩をすくめる様を見上げながらのそのそと身を起こし、まるで、なんのよう?といわんばかりの目線を相手に向けた…。
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