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一度に3人から話しかけられた俺はおもわず貴彦さんを見てしまった。
「あんまり困らすなよ。ほら、座れ」
貴彦さんが座り、横に俺も座った。まず、貴彦さんに自己紹介をしてもらい、3人の名前が誠さん、聡さん、哲也さんだということがわかった。思ったとおりみんなタメで、俺だけ1つ年下だった。
「最近、黒がいやに景気づいてる。近いうちにまたひと揉めありそうだな」
貴彦さんの言葉から会議が始まった。四方会はそれぞれの役割があるからこうやって別々に会議をやるのだ。
「あの、青龍会の役割って何すか?」
俺は一番大切なことをまだ聞いてなかったことに気付いた。
「なんだ、知らなかったのか?俺らは喧嘩があった時に真っ先に突込んで行く特攻隊よ」
青龍会は喧嘩の切込み隊長で、BLASTの中でとても重要な役割と聞かされ、それだけで有頂天になってしまった。結局会議は、もう少し様子を見ることにするがいつでも闘えるように戦闘準備はしておくということでまとまり、終了した。
俺は急いで源次にメールをした。すると源次ももう終わったのか、すぐに返事が帰ってきた。駅前のマックの並びの喫茶店に居るということなんで俺は急いでむかった。
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