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日曜日に俺たちは真希ちゃんと飲み、意気投合していた。真希ちゃんは最初に思っていた想像とは違い、気さくで話しやすく、おもしろいとてもいい子だった。そのせいもあってか俺らの溜り場はマックからみゆきに変わっていた。
その日も真希ちゃんがバイト終わってから遊びに行く約束をしていたので、俺たちは珈琲を飲みながらみゆきで真希ちゃんのバイトが終わるのを待っていた。
「そういやお前黒ギャンの調査どうなってんの?」
源次の所属しているBLAST玄武会は情報収集が仕事なのだ。
「あぁ、けっこうわかって来たぜ?向こうもかなりいきり立ってるみたいだ」
「そうなのか?まぁあれだけ薫さんにやられて、それでも島そのままなんだもんな。面子丸潰れだろ」
「だろうな。喧嘩になったらお前んとこ真っ先に行くんだろ?お前どうなの?喧嘩強いの?」
どうなのと聞かれても俺も喧嘩なんて今までしたことがなかったから自分でもわからなかった。
「まぁどうにかなるんじゃね?どんな手使ってもようは勝てばいいんだろ?」
喧嘩はしたことがなかったが喧嘩になったとしても不思議と俺は負ける気がしてこなかった。
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