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どうもBLASTは後から後からいろんなことがおこるチームらしい。今度はいったい何のことだろう。
「今度はいったい何すか？」
「実はな、今週いっぱいで雅彦と貴彦がチームを辞めることになった」
「えっ…？」
そんな話は少しも聞かされていなかった。会長が辞めるのはチームには大打撃ではないだろうか。
「俺もまったく思ってもなかったことだったんだけどよ。まぁ仕方ねぇからよ？で、そこでだ。後任をお前ら２人にやってもらいてぇんだ」
まさかそうくるとは思ってはいなかった。俺らはまだ一番下っ端なのにいいのだろうか。
「いや、俺たちは別にいいんすけど、みなさんはいいんすかね？」
それが一番心配だった。青龍会や玄武会の他の諸先輩方は俺らみたいな者が上についてやっていけるのだろうか？
「青龍と玄武の他のやつらが辞めるか残るかはまだわかんねぇが、いちおお前らで欠員出てもいいように何人かスカウトしといてくれ」
「…わかりました」
俺たちは正直この時はまだ実感がまったくなく、他人ごとのようにしか感じていなかった。
「正式な発表はまた幹部会ですっからそん時は遅れずに来いな？」
「俺ら遅れたことなんて今までねぇじゃねっすか」
「そうだったな」
「じゃ俺らはこれで失礼します」
俺たちは半ばぼーっとしながらヨタヨタと狩人を出た。
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