復讐

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 俺たち3人はささやかながら昇進祝賀会をした。そして予定通り日付が変わる前に解散となった。  源次も真希も帰って勉強しているのだろうが、俺はそのまま風呂に入って寝てしまった。  次の日、俺は珍しく学校に行った。珍しくとはいうが、これでも2日に1回くらいは半日ほどは顔を出してきた。だいたい源次と会うのは夕方からが多かったから昼過ぎからそれまでの時間は通っていたのだ。  うちの高校は制服だったから白のスウェットは持って行った。学校に着く直前のコンビニで制服に着替え、帰りにまた同じコンビニで制服から着替える。情けない話なのだが、スウェットで学校行く勇気は正直なかった。もちろん教科書なんてものは持っていなかったからカバンの中身はそれだけだった。  学校っていうのはつまらなかった。30人いないクラスで男は俺を含めて10人、俺以外はみんな仲がよかった。学校にほとんど顔をだしてない俺に友達なんかいるはずもなかった。どうもテスト明けにクラスマッチがあるようで、クラスはその話題一色だった。うちのクラスは人数が少ないから10人1チームで6人制バレーを回すようだ。まぁ俺には興味なかった。中学時代はバレー部だったが、別に上手くもなかったしよくさぼっていた。だからそこまでの執着心もなかった。 「えっと、ねぇねぇ」  突然隣りの席の男に話しかけられた。このクラスの人はみんな俺を名前ではなくねぇねぇとかあの、と呼んだ。 「何?」
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