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「中学の時部活なにやってた?」
こいつの名前は確か…小野とかいったかもしれない。
「バレー」
「マジで?じゃあキャプテンやってくんない?うちバレー経験者いないんだよ」
「はい?」
「やっぱりやるからには勝ちたいじゃん?初クラスマッチはやっぱり優勝しかないっしょ」
「めんどい」
「そんなこと言わないで頼む!」
俺はぶっちゃけるとめんどくさがりではあるが根っからの不良ではなかった。元来おとなしいほうで不良特有の逆ギレして断ったりとかはしなかった。なんだかんだで仕方ないかと結局キャプテンをひきうけてしまった。
「よかった、これからはよろしく!これからは練習とかあるから毎日来てくれよ」
「あぁ」
急にめんどくさくなり、俺はそのまま帰ってしまった。結局俺が学校に居たのは5分だった。
夕方俺は1人でみゆきに居た。源次は今日は1日授業を受けているらしく、もう2時間もしないと来れないらしい。俺は真希とバイトの合間を縫ってしゃべっていた。真希は学校から直でバイトだからたいていこの時間くらいからはみゆきにいる。
「今日は早いじゃん?」
「まぁねぇ」
俺と源次は学校行ってなくても待ち合わせはいつも真希のバイト終わりに合わせて8時頃だった。
「なんかあった?」
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